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単語・語彙力はとても大切

英語・英会話の上達には、単語・語彙を増やすことはとても大切です。前後関係から想像や類推できることもありますが、ひとつの文の中にわからない単語が多いと、理解できないのではないでしょうか。

単語・語彙の重要性をわかりやすく説明するため、日本語の文で考えてみましょう。

わからない単語が多い日本語例文

われわれ(???)メーカーの最大の(???)は、(???)な価格で(???)の(???)を(???)ことです。

母国語である日本語でも、括弧の中の単語がわからなければ意味を全く理解できないのではないでしょうか。日本語ネイティブの6歳児ぐらいの語彙力だと、意味をとらえるのが難しいレベルの文ではないかと思います。

元の文は、次のようになります。
「われわれゴム製品メーカーの最大の関心事は、安定的な価格で高品質の材料を仕入れることです。」
中学生ぐらいの日本語の語彙力があれば容易に理解できますよね。

では次に英文の例を取り上げましょう。

わからない単語が多い英語例文

Mr. Okada is a (?????) (?????) for the (?????) because he has made a (?????) (?????) for the last couple of years.

中学レベルの単語力を想定し、知らないと思われる箇所を「?????」にしています。この文を読んで意味が理解できますか?類推・想像で入れようと思えば入れることができますが、多くのパターンがありますよね。

最初の2つだけでも、簡単な単語レベルのsoccer player(サッカー選手)、math teacher(数学の先生)から、やや難易度が高いmechanical engineer(機械エンジニア)、distinguished author(著名な著者)などかなりの数の組み合わせがあります。この語彙力レベルでは、全体を類推で理解するのは不可能です。

では、少し語彙力が上がった場合を想定しましょう。

わからない単語が少しある英語例文

Mr. Okada is a promising (?????) for the mayor because he has made a (?????) achievement for the last couple of years.

高校生の上位レベルくらいの語彙力があって、知らない単語が2つぐらいだと、だいたいの意味はとらえられますよね。

前半は「岡田さんは有望な市長の(???)です。」、後半は「なぜならこの2~3年間に(???)な業績を上げたからです。」という意味なので、前の不明箇所が「候補者」、「助言者」、後ろが「大きな」とか「素晴らしい」など肯定的な形容詞が入ると類推できます。

では、元の英文がどうだったかというと、次のようになります。

元の英文

Mr. Okada is a promising candidate for the mayor because he has made a remarkable achievement for the last couple of years.

残りの2つの意味はcandidate【候補者】、remarkable【優れた、素晴らしい】です。単語を全部知っていれば簡単に理解できる英文だと思います。becauseの前までが「岡田さんは市長の有望な候補者です」。後半は「なぜならこの2~3年間に素晴らしいな業績を上げたからです。」

この例でもわかりますように、単語力・語彙力がつけばつくほど英語の理解力は上がります。ここをおろそかにしていると、時間をかけて英語・英会話の勉強をしても思ったほど成果を上げることができません。

「単語・語彙力を地道につけていく」、これはとても大切なので意識しておいてください。

ただ、「単語を覚えられない」、「覚えてもすぐ忘れてしまう」というのは、ほとんどの皆さんに共通する悩みです。単語を覚えるコツ・やり方・テクニックについては改めてご紹介いたします。