Impact Issuesとは？
Impact Issuesは、Pearsonから出版されているプレゼンテーションやディスカッション力を伸ばしたい学習者におすすめ英語テキストです。この教材は、3つのレベルで構成され、それぞれが全20ユニットから成り立っており、各ユニットは4ページで構成されています。
本テキストは学習者が英語による意見交換やプレゼンテーションを円滑に行えるように設計されており、興味深く、時代に合った最新のトピックを取り上げることで、学習者の関心を引き付けることができます。アクティビティを経験しながら、英語でのコミュニケーション力を自然に伸ばすことができます。
Impact Issuesは大学などさまざまな英語教育の現場で使われています。当スクールでも本テキストを採用しており、特に中級レベルの受講者の中で評価の高いテキストです。
Impact Issues 1、2、3の対象レベル
Impact Issues 1
英語の初級から中級レベル（CEFR A2-A2+; GSE 30-40）の学習者を対象
※英検準2級レベル
Impact Issues 2
英語の初級から中級レベル（CEFR A2-B1; GSE 35-44）
※英検準2級から２級レベル
Impact Issues 3
英語の中級から上級レベル（GSE 41-59）
※英検2級から準１級レベル
Impact Issuesの特長
本テキストのIntroductionの内容をまとめると以下のようになります。
学習哲学
Impact Issuesシリーズは、「ディープラーニング」手法を採用し、表面的な情報交換ではなく、生徒が深く関心を持つトピックを扱います。
人生の目標や倫理、キャリア、家族、人間関係などの個人的テーマや、教育、平等、グローバル化、紛争と平和、ナショナリズム、環境問題などの社会的テーマに焦点を当てて、魅力的な学習環境を作り出します。
Impact Issuesの教育プロセスは、「ディープラーニング」「コミュニティ」「エンゲージメント」「プレゼンテーション」の4つの重要な分野を中心に展開しています。
ディープラーニング
単語や文の意味だけでは深い理解は得られません。能動的言語処理と個人的関与が重要です。Impact Issuesシリーズは、インパクトのある状況や内容、段階的なサポート、批判的考察、クラスメートとの対話を通じて、問題の理解と自分の視点の提示を促します。
これにより、生徒は問題に親しみ、異なる意見を検討し、問題との個人的なつながりを築くことができます。深い学びは、意味のある学びになります。
コミュニティ
言語学習は個人的で共同的なものです。Impact Issuesシリーズは、学習者が自分の学習理由やスタイルを探求し、他の生徒や人物の経験に触れることで共有と多様性を重視する教室文化を目指します。
これは「言語文化学習」と呼ばれ、新しい言語との接触をポジティブな体験にし、異文化体験への言語学習へと変化させます。
エンゲージメント
外国語学習は難しく、抵抗感を生みやすいです。一部の教科書は簡単な練習で抵抗を減らすものの、学習意欲が下がりやすいです。
Impact Issuesシリーズでは、初めから興味深いトピックを扱い、各ユニットでサポートを提供し、安心感を与えます。このアプローチにより、抵抗感を軽減し、学習意欲を高め、深い学びを促進します。
プレゼンテーション
Impact Issuesでは、「自分の考えを英語で発表する」ことが重要です。各ユニットの最後には、生徒が視点を共有する機会があり、個人的な内容と聴衆とのつながりに焦点を当てます。ビデオモデルと簡単なエクササイズを通じて、生徒は自分の「声」を開発し、熟練と自信を身につけます。
まとめ
一般の英会話テキストは、基本的な会話スキルや日常的なトピックを中心にしていることが多いのに対して、Impact Issues シリーズは、「深い学習」アプローチを採用し、個人的で社会的に意義のあるテーマに焦点を当てています。このシリーズは、学習者が批判的思考や意味のある議論を促進し、言語学習を異文化体験に変えることを目指しています。
また、Impact Issues シリーズは、学習者のコミュニティを重視し、互いの経験や視点を共有することで、新しい言語とのポジティブな経験を強化しています。さらに、プレゼンテーションスキルの向上にも力を入れており、学習者が自信を持って英語で意見やアイデアを表現できるようになることを目指しています。
一般の英会話テキストでは物足りなさを感じている方や、より上級の英語コミュニケーション力とプレゼンテーション力を習得することを目指している方に、Impact Issues シリーズはお勧めです。