英会話・英語を学ぶことは、高校受験や大学受験だけでなく、今や国際的なビジネス、外国人とのコミュニケーションにおいて重要なスキルの一つとなっています。特に子供たちにとって、英語の習得は将来の可能性を広げることができます。
将来に備えて、子供のうちから英語に触れる機会を増やすことは大切だと思われます。そのための一つの方法が英会話教室に通うことです。
では、子供の英会話教室は、何を基準にして選ぶべきでしょうか?以下の9つのポイントを考慮して、最適な英会話教室を見つけることをお勧めいたします。
1. 目的に合ったレッスン内容
子供英会話教室のカリキュラムは、子供たちが英語を学ぶ上で非常に重要です。教室によって、カリキュラムは異なりますが、目的に合ったプログラムを提供することが必要不可欠です。
子ども向けの教材を用いて、遊びながら英語のアルファベットや数字、色や形などの基本的な単語を学び、英語で自己紹介をする練習、シンプルな文法ルールを学ぶなどのカリキュラムがあります。また、読み書きや文法などの基礎的な英語力を養うものから、スピーキングやリスニング、発音などの会話力を伸ばすものまで、様々な種類があります。
さらに、子どもたちの興味や関心に合わせたテーマを取り上げたカリキュラムもあります。例えば、動物や自然、スポーツや音楽、科学や歴史など、子どもたちが好きなものに基づいた教材を使って学習することができます。これによって、子どもたちは楽しみながら英語を学ぶことができ、英語に対する興味や関心を高めることができます。
英検などの資格取得を目指す場合は、それに特化、または英会話と併用したカリキュラムを提供している教室もあります。こうした教室では、試験に必要なスキルや知識を身につけることができ、効率的な学習が期待できます。
2. 講師の資格と経験
講師の資格や経験を確認することが重要です。講師には、英語を教えるための専門的な知識やスキルが必要であり、それが十分に備わっていなければ、生徒たちに適切な指導ができない可能性があります。
講師の資格としては、TESOLやCELTAなどの認定を持っている人、教育関連の大学で教育を学び、教員免許を持っている講師が望ましいです。こうした認定や教員免許は、英語教育の専門的なスキルを持っていることを示しています。
さらに、講師の経験も大切なポイントの一つです。仮に上記のような資格がなくても、講師が長年にわたって英語教育に携わってきた場合、生徒たちに適切な指導を提供するための指導ノウハウが豊富にあります。
3. 講師との相性
講師と生徒との相性はとても重要です。子供たちは、講師との相性が良い場合、英会話・英語を学ぶことが好きになり、自然と学習意欲を高めることができます。
どんなに経歴や資格がよくて経験豊富な講師であっても、その講師との相性が悪い場合、学習意欲が低下する可能性があり、英語学習への興味を失ってしまうことがあります。そのため、体験レッスン等を通じて、講師との相性を最初に確認することが望まれます。
4. レッスン料金とその他の費用
レッスン料金は、英会話教室によって大きく異なることがあります。レッスン単価は、レッスン時間、マンツーマンまたはグループレッスンであるか、グループレッスンの場合、定員によって通常異なります。
また、講師の資格や経験、教室の規模、カリキュラムの内容、設備などによって影響を受けます。ただし、高額な料金が必ずしも良い教室であるとは限りません。逆に、低価格の英会話教室でも、優れた講師やカリキュラムを提供している場合があります。そのため、レッスン料金だけでなく、全体的な質や評判なども考慮して選ぶようにしましょう。
レッスン料金以外にも様々な費用がかかる場合があります。例えば、入会金、テキスト代、設備費などがあります。これらの費用は、レッスン料金と合わせて家計に大きな負担となることがありますので、事前に確認しておくことが重要です。
特に、テキスト代は高額な場合があるので、総額や支払い方法、キャンセル時の対応などについては事前に確認しておくことが必要です。また、一部の英会話教室では、追加料金が発生する場合があります。また、キャンセル料金や振替対応についても確認しておくことが重要です。
5. 時間割と期間
出席できる曜日・時間帯にレッスンがあるかどうかは教室を決める重要な条件となります。他の習い事と時間が重なっている場合、調整が必要になります。同じ内容のレッスンに対して1週間に複数のコマがあるとスケジュール調整がしやすいです。
また、保護者様の転勤による引っ越しなど何らかの理由で教室を途中で教室をやめる場合、返金があるかどうか、使わない教材費の返金はあるかどうかなど条件も事前に確認しておいた方がいいです。
6. テキスト・教材
英会話教室が採用するテキスト・教材について確認することは、子供たちが英語学習を楽しく行えるかどうかに直結する大切な要素です。教材には、発音やリスニング、リーディング、ライティング、文法のうち重点的にどこをカバーしているかなど確認しておくといいでしょう。
また、教材の難易度も、子供たちにとって適切である必要があります。難しすぎると挫折してしまい、簡単すぎると成長に繋がらないため、バランスの取れた教材を選ぶことが大切です。そして自宅でも英語学習を継続できるようなものが望ましいです。
市販の教材の中には、イギリスのOxford University Pressなどから出版されていて世界中で使われている評価の高いテキストがあります。例えばLet‘s goシリーズのテキストは良心的な価格(Amazonで1冊2000円前後ぐらい)です。検討中の教室がどのようなテキスト・教材を採用しているか確認することをお勧めいたします。
7. 子供たちの年齢とレベル
子供向け英会話教室は、子供たちの年齢やレベルに合わせたプログラムを提供するのが一般的です。例えば、保育園児・幼稚園児向けの基礎的な英会話レッスン、小学生向けの文法、発音、リスニングやスピーキングのレッスンなど子供たちの年齢や英語力に合わせてカリキュラムが用意されています。
しかし、同じ年齢でも子供たちの英語力には個人差があります。早くから英語の勉強を開始して同級生よりも英語力が高い子供たちは、同じ年齢のクラスで学ぶことがあまり有益ではありません。
このような場合には、レベルに合わせた上のクラスを用意している教室やマンツーマンレッスンを提供している教室を選ぶことがお勧めです。上のクラスに進むことやマンツーマンレッスンに切り替えることで、より高度な英語力が身につき、モチベーションも上がることが期待できます。
一方で、英会話を初めて学ぶ場合には、基礎的な英語力を身につけることが大切です。このような場合には、同じ年齢の同じようなレベルのクラスで学ぶことが適しているでしょう。
8. 教室へのアクセス
英会話教室に通う際には、教室へのアクセスのしやすさも重要な要素の一つです。子供が通学できる年齢であれば、自宅や学校から近い場所にある教室が望ましいでしょう。電車、バス等の公共交通機関を使う場合、駅やバス停から近い場所にあるかどうかも重要です。
また、教室へ車で送迎する場合、車を駐車しやすいかどうかも確認しておいた方がいいでしょう。
9. 評判や口コミ
英会話教室を選ぶ上で、評判や口コミは参考にすべき情報源です。実際に教室に通ったことがある人たちからの情報は、ホームページ、広告、パンフレットに載っているような美辞麗句ではなく、リアルな声を聞くことができます。
知り合いに教室の評判を聞いてみることは効果的です。実際に通っている人たちの生の声を聞くことで、教室の雰囲気や授業内容、講師のレベルなど、より詳しい情報を得ることができます。
また、口コミサイトやSNSなどを活用して、教室の評判を調べることができます。ただし、全ての口コミが信頼できるわけではありませんので、実際にサクラが書いたような口コミがあります。良い評価をつけている人や悪い評価をつけている人の意見を総合的に見て、客観的な判断をする必要があります。
しかし、口コミや評判を参考にすることは役に立ちますが、それだけで教室を選ぶことは避け、実際に無料体験レッスンなどを受けてから自分自身で判断することをお勧めします。
まとめ
ここまでに9つのポイントに分けてまとめましたがいかがでしょうか。重要なポイントは、子供たちの目的に合ったレッスン内容、講師の資格と経験、講師との相性、そしてレッスン料金やその他の費用についての確認することです。
カリキュラムは、子供たちが楽しみながら英語を学ぶために、基本的な単語から会話力を伸ばすもの、子供たちの関心に合わせたテーマを取り上げたものなど、多様な種類があります。
さらに、レッスンの日程や期間、返金条件や教材、子供たちの年齢や英語力に応じたカリキュラムの提供、教室へのアクセスなど、多くの項目も一緒に確認しておいた方がいいでしょう。
例えば、レッスンの時間割や期間、教材の内容や難易度、教室のレベルやクラスの進み方をチェックすることで、子供たちが英語学習を楽しみながら効果的に学べる環境かどうか判断できます。また、教室へ通いやすい場所を選ぶことで、通学の負担を減らし、子供たちが継続的に通いやすくなります。
また評判や口コミが参考にすべき情報源です。実際に教室に通った人たちからの情報はリアルな声は貴重な情報として活用できます。口コミサイトやSNSを覗いてみることができますが、全ての口コミが信頼できるわけではないので客観的な判断が必要です。
口コミや評判を参考にしながらも、実際に無料体験レッスンなどを受けてから最終的に判断することをお勧めします。